妊婦さんにとって欠かせないのが「水」です。
水は脱水症状や便秘解消など様々なメリットがあるとともに、羊水を飲む赤ちゃんのためにも必要不可欠です。
ですが、つわりの頃になると頭では分かっているのに「飲めない」と感じる方が多いです。ここでは、妊婦さんの適切な水分補給についてお伝えしたいと思います!
【目次】
妊婦さんにとって水は大切
妊婦さんにとって水は欠かせないもの。
妊婦さんは1日2ℓの水を飲むと良いと言われていますが、その根拠は実際にはなく1日の水の摂取量は決まってはいません。
ですが、妊婦さんが水を飲むことは大切であり、お腹の赤ちゃんのためにもなることです。
人によって1日の水の摂取量は決まってはいませんので、絶対に1日2ℓを飲む!と言う訳ではなく、2ℓを目安に水を飲まれるのが良いかと思います。
実際に妊婦さんが水を飲むメリットは7つあります。
まずは妊婦さんが水を飲むメリットについてお伝えしたいと思います☆
●脱水症状の予防
●膀胱炎の予防
●便秘改善
●肌荒れの予防
●羊水不足解消
●貧血を抑える
●血液ドロドロを抑制
●脱水症状
妊婦さんはつわりや新陳代謝の増加、頻尿などから脱水症状になりやすく、体内の水分が失われやすい状態です。
脱水症状は羊水量の低下・血液がドロドロになる・便秘などに関係してくるので、妊婦さんが気を付けたい症状の1つとなっています。
ですが、体内の水分が少なくなってきているという自覚症状はないので、脱水症状になるまで気が付かないという方もいらっしゃいます。
喉が渇いたと感じるころには、すでに脱水症状の手前になっていることもあるので、脱水症状を予防するためにはこまめな水分補給が必要になります。
また、1度に大量の水を摂取してしまうと、胃に負担をかけてしまい下痢などの体調悪化につながりやすくなってしまうのでこまめな水分補給が大切です。
妊娠前の感覚で水分補給を行うことは望ましくなく、「意識して」水分補給をするようにしてください。
●膀胱炎の予防
妊婦さんは膀胱炎になってしまう可能性が妊娠前よりも高くなってしまいます。
膀胱炎は、肛門や膣などに滞在している大腸菌などの細菌が、膀胱に感染することで起こる症状です。
妊娠前ならば膀胱が大腸菌などの細菌に感染してしまうことは少ないのですが、妊婦さんになると身体の免疫力が低下しやすくなり、膀胱の感染を防ぐ力が弱くなっているため膀胱炎になりやすいと言えます。
また、妊婦さんは子宮が大きくなることで膀胱が圧迫され、尿意を感じることが妊娠前よりも多くなります。
ですが、排泄しても少ししか出なかったり残尿感を感じることが多かったりと、頻尿になりやすい状態とも言えます。
このことで、水の摂取を控えてしまう方がいらっしゃいますが、それは逆効果になってしまうのです。
本当に膀胱に尿が溜まっている状態では、大腸菌などの細菌が尿内で繁殖しやすくなり、膀胱炎になる可能性が高まります。
また、水を控えてしまうことで正常な排泄ができなくなることから、体内の老廃物が溜まりやすくなってしまい、バリア機能の低下やホルモンバランスの乱れ便秘などの悪影響を及ぼしてしまいます。
ですので、膀胱炎になることを恐れて水を控えることは好ましくなく、より率先して水を摂取することの方がかえって膀胱炎になりにくい身体にすることができるのです。
どれだけ尿意を我慢したとしても、子宮は大きくなり続けるので頻尿になってしまうのを止める手立てはありません。
水は母体や赤ちゃんのためにも大切ですので、気分が悪くないのであれば率先して飲むようにしたいですね。
●便秘改善
女性はもともと便秘になりやすく、妊娠前から悩んでいた方もいらっしゃるかと思います。
妊婦さんの便秘は珍しい症状ではないですが、体調に影響が出てしまうこともあるのでほってはおけない症状でもあります。
妊娠前ならば便秘薬に頼るという方法もありましたが、妊婦さんの薬の使用は慎重にならなければいけないため、つらい状態のなかで解消法を探している方も多いでしょう。
妊婦さんになると、プロゲステロンというホルモンが大量に分泌されます。
このホルモンは筋肉の収縮を抑える作用があるので、腸の働きを緩慢にさせてしまい便秘になりやすくなるのです。
また、腸内に溜まった便は水分を吸収してやわらかく排泄しやすくなるので、水分を十分に摂っていないと便が硬く排泄しにくくなります。
解決方法としては、マッサージや運動などもありますが、まずは水をこまめに摂取し腸の働きを促すとともに、便を排泄しやすい状態にするのが大切です。
●肌荒れの予防
便秘になってしまうと、身体の老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
身体の老廃物を排泄するには、主に便・尿・皮膚・生理・体毛があります。
この中でも、便や尿が占める割合は80%~90%ですので、老廃物を排泄するにはスムーズな排泄作業が必要になります。
身体に老廃物が溜まると、老廃物の毒素が身体に悪影響を及ぼしてしまいます。
肌荒れもその1つで、水をこまめに摂取することができれば肌荒れの予防に繋がるのです。
●羊水不足解消
羊水は赤ちゃんを守ったり、赤ちゃんが羊水を飲んで呼吸を練習したりと、重要な役割を担っています。
羊水の量は赤ちゃんが成長にするに従って変わり、妊娠週が進むにつれ1週間で約10mlのペースで増えていくのが一般的言われています。
妊娠週と羊水量の目安としては、妊娠10週:約25ml・妊娠20週:約350ml・妊娠30〜35週:約800ml・妊娠40週:約500mlとなっています。
羊水を増やす方法としては、安静にする・血液の流れを良くする・タンパク質を摂取する・鉄分を補給するなどの方法がありますが、水分補給も有効な手段の1つです。
1日2ℓ程度水を飲んでいる方は水以外の方法か、少しずつ水を飲む量を増やしていくと良いかと思います。
急に水の飲む量を増やしても飲めない方もいらっしゃると思いますので、ご自身に合う方法を選んでくださいね。
●貧血を抑える
血液中の赤血球の中には、体内の各組織に酸素を供給するという大切な役割を担っている物質が存在します。
それがヘモグロビンと呼ばれるもので、これはミネラルの1つである鉄分によってつくられているのです。
鉄分を多く含む食品としては、レバーや赤みの肉、赤みの魚、貝類などがありますが、妊婦さんになるとどれも気持ちが悪くなり食べられないことも多いかと思います。
その場合はサプリメントなどで補うことも必要かと思いますが、鉄分の吸収を促すためにも水の摂取は大切になります。
●血液ドロドロを抑制
妊婦さんになると、赤ちゃんに血液を送る必要があるため血液量が増加します。
また、効果的に酸素や栄養を運ぶためにもサラサラした血液を送り届けることが必要です。
体内が水分不足になってしまうと血栓のリスクが高まります。
そうなると、血液循環が悪くなってしまい赤ちゃんに必要な量が届かなくなることもあるので水分補給はとても重要になります。
このように、妊婦さんが水を飲むメリットは様々あるのです。
しかし、妊婦さんになると「むくみやすい」ことから、水分を控えたいと思う方もまた多くいらっしゃいます。
「水分の摂りすぎ=むくみ」と考えがちですが、実はそうではありません。
身体は体内の水分量を保持しようと「むくみ」を生じさせます。
むくんでいる状態とは、体内の水分が足りない状態で起こるものです。
体内の水分が足りないと、排泄もストップしてしまい老廃物が溜まりやすい状態にもなってしまいます。
そうなると、身体の機能も衰えてしまうので余計にむくみやすい状態になります。
ですので、水をよほど大量に摂取しない限り健康な状態であればむくむことはないのです。
意識的に水を摂取することを心掛け、体内の水分を維持することが母体や赤ちゃんの健康のためにもなります。
妊婦さんになったらまずは水を欠かさず飲む習慣を付けるようにしたいですね。
妊婦さんが水を飲むタイミング
こまめに水を飲むようにする方が良いと言われても、どのくらいの量をどのタイミングで飲めば良いのかイマイチ分からない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
水を飲むタイミングの目安も一緒に見て行きましょう☆
●起床後 200ml
起床後は体内の水分が失われているので、起床後すぐに水を飲むようにしましょう。
また、寝ている間にも喉が渇くこともありますので、200ml程度の水を摂取できるようにペットボトルなどを常備しておくと良いかと思います。
●朝食前・後 200ml
食事前に水を飲む習慣を身に付ければ、暴飲暴食も抑えることができるのでとても効果的です。
また、食事中は唾液の分泌が減ってしまい水分を摂取することは控えるようにした方が良いと言われていますので、できれば食事の前・後に水を飲むようにしましょう。
●昼食前・後 200ml
昼食も朝食と同じく前・後で水を飲むようにしましょう。
●外出前・後 200ml
外出中は多くの水分が失われてしまいます。
近所に買い物に行くだけでも、その前・後で水を飲むようにしましょう。
●入浴前・後 200ml
入浴前に水を飲むようにすれば立ちくらみやめまいなどを抑えられるので、必ず入浴前に水を飲むようにしてください。
また、入浴後は体内の水分が失われていますので、入浴後も水分を補給するようにしましょう。
●就寝前 200ml
就寝した後は発汗が良くなり体内の水分が失われやすくなるので、就寝前にも水を飲むようにしましょう。
これでちょうど1日の目安となる2ℓの水を飲むことができます。
外出しない時は意識して水を飲むことを心掛けるとともに、「むくみ」を改善するためにも摂取する水の温度に気を付けたいものです。
身体の冷えはむくみと大いに関係しており、体内の水分が停滞して起こる減少です。
健康的な身体であればむくむことはありませんが、血の巡りが悪いと水分の巡りも悪くなってしまいます。
身体の水分がリンパ管や血液中から漏れ出して、細胞と細胞の間(細胞間脂質)に溜まってしまうとそれがむくみとなって現れるのです。
ですので、血の巡りを良くするにも摂取する水の温度は重要であり効果的なむくみ解消方法と言えます。
しかし、単純に温かければ良いという訳ではなく、つわりの時などは温かいと気持ちが悪くなってしまい飲めないこともあります。
ご自身の体調を把握して、飲む水の温度は決めるのが良いかと思います。
妊婦さんが飲んで良い物・悪い物
妊婦さんになると飲む物も気を付けなければなりません。
妊婦さんには水が最も良いとされていますが、毎日水ばかりを飲むことは難しいですよね。
つわりの時は水でさえ飲めなくなってしまうこともあるので、妊婦さんに良い飲み物と悪い飲み物をご紹介したいと思います!
●妊婦さんに良い飲み物
妊婦さんに良い飲み物として、ビタミンを含む物や免疫力を高める物が良いとされています。
その中でも、人気があるのはルイボスティーです。
●ルイボスティー
ルイボスティーには様々な効果があります。
●ビタミン・ミネラルを豊富に含む
●免疫力を高める
●体調不良を防ぐ
●肌や髪を健康に保つ
●便秘解消
●風味が気にならない
●アレルギー反応の抑制
●抗酸化作用
●リラックス効果
香りや味に敏感になるつわりの時期でも、風味を気にせず飲める方が多いので人気を集めています。
1日にカップ2~3杯(500ml程度)を飲むのがおすすめです。
ですが、葉酸の吸収を抑制してしまう「タンニン(カテキン)」がルイボスティーには微量に含まれているので、飲み過ぎには注意しましょう。
また、他のハーブティーの場合は子宮収縮作用のあるものがあり、早産や流産を招く危険性があるのでルイボスティー以外のハーブティーを飲みたいという方は詳しく調べることをおすすめします。
※ペパーミント・ラズベリーリーフ・ラベンダー・ジャスミン・カモミール・セントジョーンズワート・アロエ・サフラン・ベニバナ・レモングラス・フェンネル・ハイビスカスなどは注意が必要です。
●麦茶
麦茶はカフェインを含まないので、認否でも気にせずに飲むことができます。
●食物繊維・ミネラルを多く含む
●免疫力を高める
●体調不良を防ぐ
●肌や髪を健康に保つ
●便秘解消
●抗酸化作用
などの効果が麦茶にはあります。
しかし、ハトムギを原料とするは麦茶は控えるようにしましょう。
ハトムギには子宮収縮作用があると言われています。
●炭酸水
つわりの辛い時期になると、清涼感のある炭酸水に助けられた妊婦さんは多いです。
普通の水が飲めない妊婦さんも炭酸水なら飲めたというケースも珍しくなく、食欲減退で水分不足になりがちなつわり中の妊婦さんの強い味方でもあるのです。
炭酸水にも様々な効果があります。
●疲労回復効果
●便秘解消
●肌や髪を健康に保つ
●胃の活動を促進
●肩こり解消
などの効果が炭酸水にはあります。
しかし、糖類を含む炭酸水は身体に負担をかけてしまうので好ましくありません。
また、硬水の炭酸水も下痢や体調不良になってしまう可能性があるのでおすすめはできません。
つわり時の強い味方になってくれるとはいえ、
●腸への刺激過多による下痢
●胃に炭酸ガスがたまる事による不快感
●げっぷ、おならが多くなる
などの懸念もありますので、飲み過ぎには注意が必要です。
その他にも、果実・野菜ジュースや乳酸菌飲料などが良いのではないでしょうか。
果実・野菜ジュースや乳酸菌飲料には酸味があるので、つわりの時でも飲みやすかったという意見が多いです。
ですので、糖分をカットしたタイプを選ぶと良いかと思います。
●妊婦さんに悪い飲み物
妊婦さんに悪い飲み物として、アルコールやカフェインが含まれている飲み物があります。
その他にも人工甘味料が含まれている飲み物もおすすめできません。
人工甘味料を含む飲み物は母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性が高くなってしまいます。
また、妊婦さんが人工甘味料を定期的に摂取すると産まれてきた赤ちゃんが1歳前後で過体重となるリスクが二倍に高まったという調査結果が出ています。
妊婦さんに悪影響を及ぼしてしまう可能性のある飲み物として以下の飲み物があります。
●アルコール類
●栄養ドリンク
●コーヒー
●抹茶
●ウーロン茶
●紅茶
●ココア
●甘酒
●緑茶
●水道水
などが挙げられます。
緑茶は水出し緑茶にすれば、カフェインの量を抑えることができポリフェノールの1種であるテアニン(カテキン)の量も抑えられることから問題ないという意見もあります。
しかし、心配な方は水出し緑茶も控えるようにした方が良いかと思います。
また、水道水に含まれている残留塩素(カルキ)やその他の有害物質も母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
水道水には、発がん性物質であるトリハロメタンや水銀、放射線物質であるヨウ素などが微量に含まれているので、できる限り除去した綺麗な水を飲むことをおすすめします。
よく、水道水は沸騰させれば問題ないという意見がありますが、トリハロメタンは沸騰後すぐに止めてしまうと増加してしまいます。
【トリハロメタン増加率】
トリハロメタンを取り除くには、最低でも10分~15分程沸騰し続ける必要があるので、安全を確保するには手間がかかります。
※より簡単に水道水を使用できる方法に「ウォータースタンド」を取り付ける方法がありますが、それは後程ご紹介したいと思います!
このように、妊婦さんにとって良い飲み物・悪い飲み物がありますが、悪い飲み物を飲んでしまっても、絶対にダメという訳ではありません。
先輩ママには妊娠中に毎日コーヒーやココアを1~2杯飲み続けても問題なかったという方もいらっしゃいます。
できる範囲で飲む物を抑えて、たまにはご自身の飲みたいものを飲むのも良いのではないでしょうか。
ストレスを溜めてしまうことも母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまうので、妊婦さんになったからといって全てを抑制する必要はないかと思いますよ☆
つわりの対策
つわりは、妊婦さんの50~80%以上が経験している代表的な妊娠症状のひとつです。
つわりを克服することができれば、辛い思いをせずにマタニティライフを楽しめるのではないでしょうか。
妊婦さんの水の話とは少し変わりますが、つわりの種類と症状の対処法について書いていこうと思います☆
●吐きつわり
吐きつわりは、悪心(おしん)や嘔吐の症状が多くみられるつわりのことを言います。
妊娠した女性の約半数が悪心や嘔吐の症状を訴えるといわれており、吐きつわりはつわり症状の中でも、もっとも代表的なものだと言えます。
吐きつわりの解決方法としては、栄養よりも食べられるものを優先し少しでも赤ちゃんに栄養を届けることが優先です。
うどんや野菜スープは消化に良く、水分も一緒に摂れるのでおすすめです。
また、少量ずつ食べるようにすれば吐き気も抑えられるので、1日に複数回に食事を分けるようにした方が良いかと思います。
体調の悪い時間に無理に食べる必要はないので、体調の良い時間食べるようにしましょう。
●食べつわり
食べつわりは、食欲が強くなるつわりのことを言います。
空腹になると気持ちが悪くなっていまい、吐き気を感じることが多くなります。
ですが、食べ過ぎてしまうとつわりの症状を悪化させる原因になってしまうので、空腹になる前にこまめに食事を取るようにしたいですね。
すぐにつまめるものを携帯する・作り置きした食事を複数回に分けて食べるなど、満腹にするまで食べるのではなく空腹を抑えるために食べることを心掛ければつわりの症状も緩和することができます。
●よだれつわり
よだれつわりは、唾液の分泌量が多くなり口の中に唾液が溜まってしまう症状のことを言います。
唾液が口の中に溜まると吐き気を催してしまうこともあるので、こまめに吐き出すようにしましょう。
トイレや洗面台に向かうのも大変な場合は、ティッシュペーパーやゴミ箱などを手元に置いておくのが良いのではないでしょうか。
外出時はペットボトルなどを携帯し、飲み物を飲んだふりをして唾液を吐き出すことも良いかと思います。
また、ガムや飴などを口に含むとよだれを飲みこむ辛さが軽減できますし、自律神経を整えると唾液の分泌量を抑えることができます。
規則正しい生活リズムを心掛け、極力ストレスを溜めないようにしたいですね。
●眠りつわり
眠りつわりは1日中眠気を感じてしまうつわりのことを言います。
だるさを伴うこともあり、頭では分かっているのに動けないといったこともあるのであなどれないつわり症状の1つです。
日中に眠気を感じた場合は、無理をせずに休息を取ることが大切です。
できれば横になって休息したいですが、外出先などで横になれない時は椅子に座って15分~30分程度目を閉じて休息するだけでも症状を緩和させることができます。
また、適度に身体を動かしたり冷水で顔を洗うなども効果的です。
●においつわり
においつわりは、においに敏感になってしまうつわりのことを言います。
妊娠前に好きだったにおいが急に受け付けられなくなってしまうこともあり、これまで感じなかったにおいも敏感に感じてしまうことがあります。
においが気になる時はマスクやハンカチなどでにおいを避けながら、今のあなたが好きなにおいを見つけることも大切です。
思いもよらなかったにおいが好きになることもあるので、手元に置いて気持ちを落ち着かせると良いのではないでしょうか。
つわりの症状は個人差があり、1人ひとり状況が異なるものです。
また、どれだけ辛くても周囲の人には理解しがたいことでもあります。
まずは周囲の理解を得て、甘えられるところは甘えていきましょう。
妊婦さんになると、ホルモンバランスの乱れから周囲の人や親しい人にストレスを感じたり、当たってしまうこともよくあります。
ですが、あなたの状態をよく理解していれば、わだかまりが残ることもなく喜びを一緒に分かち合えることができます。
あなたが1番辛いのは間違いありませんが、身近な人もまたあなたを思って辛いはずです。
辛い時ほど笑うことができれば気持ちも上向きます。
出来る範囲で出来ることだけ行って下さいね。
あなたが下を向いてしまったら、赤ちゃんも下を向いてしまいますよ!
元気な赤ちゃんを育てるために
元気に生まれてくる赤ちゃんの為に妊婦さんの水を調べているあなたは、本当に良いママだと私は思います(*´ω`*)
これまで、妊婦さんの水についてやつわりのことについても書いていきましたが、妊婦さんの水で気になることとして「水道水」があります。
先程も言いましたが、水道水には残留塩素(カルキ)や有害物質が多く含まれているので、母体や赤ちゃんには悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。
残留塩素(カルキ)のにおいが気になり、市販のミネラルウォーターを飲んでいる方もいらっしゃるかと思いますが、ミネラルウォーターは残留塩素(カルキ)を含まない代わりに、水道水よりも安全性に劣ります。
水道水には水質基準項目と基準値が51項目あり、厳しい検査が義務づけられています。
また、水質管理において留意する必要がある項目として、水質管理目標設定項目と目標値26項目、さらには毒性評価の定まらない用検討項目と目標値に47項目と、日本の水道水の水質基準はかなり高いと言えます。
一方、ミネラルウォーターやウォーターサーバーの水質基準は原水なら26項目、ミネラルウォーター類なら18項目とされていました。
しかし、この項目も平成26年12月22日に一部が改正され、改正された後の項目が以下の通りです。
曖昧だと思いませんか?
もちろん殺菌又は除菌を行う・行わないに限らず、どちらも含まれる成分の目標値はあります。
ですが、ミネラルウォーターやウォーターサーバーの水は厳格に定められた水道水よりは安全面に劣ると言えるのです。
ルイボスティーや麦茶などを飲むにも水道水は欠かすことのできない水となります。
ですので、水道水の水をさらに綺麗にした水を飲むことが最も母体や赤ちゃんの為に効果的だと言えます。
水道水を綺麗にする方法としてまず思いつくのが浄水器を取り付けることだと思いますが、浄水器はメンテナンスや清掃、フィルター交換などを怠ると逆効果になってしまいます。
妊婦さんが浄水器のメンテナンスや清掃、フィルター交換などを定期的に行うのは大変です。
旦那さんに任せても良いのですが、男性というのは口だけで実際に行動しないことが多いので信用できません(-ω-)/
妊婦さんに特におすすめなのがウォータースタンドです☆
ウォータースタンドとは?
ウォータースタンドとは、浄水器よりも更に水道水の有害物質を除去することができ、ウォーターサーバーのように使用できる商品となっています。
ウォーターサーバーですと、毎月の費用は使う水の量によって高くなってしまいますが、ウォータースタンドならかかる費用は水をどれだけ使用しても変わりません☆
また、お湯をすぐに使うことができるのでわざわざ沸かす必要はありません。
常温水も使用できるので冷水・温水・常温水と好きな温度で水をすぐに飲むことができます。
ウォータースタンドのデメリットとしては、置くスペースを確保しなければならないので、あらかじめサイズを測っておく必要があります。
また、浄水器よりも年間の費用が少し高くなります。
しかし、ウォータースタンドのメリットとしては、
●冷水・温水・常温水がすぐに使用できる
●水道水の有害物質を全て除去できる
●面倒なことは担当のスタッフが行ってくれる
●赤ちゃんのミルクに最適
●肌や髪を健やかな状態に整える
●食品のビタミンを損失させることなく摂取できる
●ボトル交換不要
●水を持ち運ぶ必要なし
●水が冷蔵庫を占領することもない
まだまだメリットはありますが、ウォータースタンドがあれば妊婦さんの強い味方になってくれるはずです。
より快適により健康的に水道水を使用したいならば、ウォータースタンドがおすすめだと思いますよ☆
妊婦さんの水やつわりについてのまとめ
ここでは、妊婦さんの水やつわりについて詳しく書いていきました。
つわりが辛い時期になると、普通の水でも飲めなくなってしまうことがあります。
妊婦さんに良い飲み物もありますが、全ては綺麗な水が大切です。
普段何気なく飲んでいる水道水ですが、母体や赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう有害物質が含まれているので決して安全とは言えません。
元気な赤ちゃんを産む為にも、赤ちゃんが健やかに育つ為にも毎日飲む水は気を付けなければなりません。
ウォータースタンドがあれば、手間なく快適に綺麗な水を飲むことができるので、余計なストレスを溜めることなくマタニティライフを楽しむことができるのではないでしょうか。
あたなの悩みが少しでも軽減されることを祈っています☆彡